事業受託団体が独自継続
行政刷新会議が行った事業仕分けで「廃止」とされた、環境省の「こどもエコクラブ」事業が、財団法人日本環境協会の事業として新年度も継続することとなり、新しいWEBサイトと共に今日からスタートした。
こどもエコクラブとは
こどもエコクラブは、幼児から高校生までが参加できる環境活動クラブで、子どもたちが環境保全活動や環境学習を行うことで、自ら考え・行動できる人材育成や、活動の輪を広げることを目的に行っているもの。
それに対し、環境省のこどもエコクラブ事業では、活動する子どもたちをサポートするために、情報・資料の提供や成果発表の場などを用意していた。
全国のネットワークを活かして継続
先の事業仕分けでは、環境教育そのものは必要だが成果・効果が不透明、事業として税金を使うでなく国はアドバイザー役に徹するべき等の意見がでて廃止が決定。
しかし、事業を受託していた日本環境協会の子ども達の取り組みに対するサポートは重要、との認識は変わらず、環境省の協力に加え、新たに企業協力を受けるなどして継続していくこととなった。
こどもエコクラブは全国の自治体やNPOなどと連携して実施しており、平成22年度は3,000クラブ、約17万人の子どもたちが登録し、活動していたという。
こどもエコクラブ
http://www.j-ecoclub.jp/財団法人日本環境協会
http://www.jeas.or.jp/環境省
http://www.env.go.jp/