入浴や食事、客室利用や電話の無料開放など
東日本大震災の被災地において、外航クルーズ客船「ふじ丸」が活用されることになった。
国土交通省によると、ふじ丸は岩手県に向かい、船内にある大浴場での入浴、食事の提供、客室の利用、映画上映、船舶公衆電話の無料開放・携帯充電器の提供(NTTドコモ)など、被災者の支援を行う。対象市町・人数は、岩手県大船渡市、陸前高田市、釜石市、山田町、宮古市で、1日約1,000名、合計約6,000名。
大船渡、釜石、宮古のそれぞれに入港する日程
日程としては、ふじ丸は4月9日に東京港(晴海客船ターミナル)を16時出港、4月11日に大船渡港(野々田地区埠頭)に8時入港予定。その後、釜石港(須賀地区岸壁)、宮古港(藤原地区岸壁)などにも入港して、4月18日に東京港に戻る予定となっている。
地震の被災における外航クルーズ船の活用は異例ともいえるが、被災者の支援に役立つことは間違いなさそうだ。
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国土交通省:東日本大震災の被災地における外航クルーズ客船「ふじ丸」の活用について