イタリアで大晦日の禁酒令!?
1年を締めくくる大晦日。日本では恒例の紅白歌合戦を見るなど、比較的静かな年の瀬を迎える方が多いかと思います。しかし海外諸国はカウントダウンでどんちゃん騒ぎをして盛り上がることが多いようです。
ただ、その盛り上がりが度を越してしまい、怪我人や時には死亡者がでてしまうこともあります。過去、そんな悲しいニュースが報じられたイタリアで、今年の大晦日はアルコールを禁止するという異例の町長令が発令されたと、WEBサイト レスポンス が伝えています。
(画像はイメージ)
まちづくり=楽しさとモラル
禁止令を出したのは、イタリア、ナポリにあるカステッラマーレ・ディ・スタービア町。その内容は、路上でガラス瓶に入ったアルコールを飲むことを禁止するというものです(紙やプラスチックの容器は規制の対象外)。
イタリアでは、大晦日の夜に大勢で広場に集まりカウントダウンを行い、シャンパンなどで乾杯しあうのが慣わしとなっています。ただ、割れたビンによる怪我や、酔った勢いで行われる爆竹や花火による怪我が問題となり、この度の規制に踏み切られました。
楽しいひと時も、度を越えれば迷惑行為につながります。ただ、そんな楽しいひと時を規制した町も、決して規制したかったわけではないはずです。こうした例を見ると、まちづくりはお役所だけでなく、住民の協力がないと成り立たないということを示してくれているように感じられます。
レスポンス
http://response.jp/article/2010/12/30/149912.html