駅と温泉を結ぶ500円タクシー
新幹線の全線開通が話題を呼ぶ中、熊本県水俣市が観光振興の新サービスとして「直通観光タクシー」の実証運行をスタートさせた。
(画像はイメージ)
これは、水俣市にある「湯の児温泉」と「湯の鶴温泉」へのアクセスを改善する目的で、九州新幹線新水俣駅から、片道1人500円でタクシーを利用できるというもの。通常料金では、2~3千円程かかるというから随分利用しやすくなると言える。
継続には仕組みが必要
ただ、ここで発生する差額は、市や国が負担することになっているため、アクセス改善という目的だけでは、将来の継続は難しいように感じられる。
継続するには、行政支援を受けられるうちに、その差額を埋めるだけの収益力をつける必要、つまりは地域の努力が必要となってくるだろう。新幹線全線開通という一大イベントをきっかけに、産・官・民の連携による新しい仕組みづくりに期待したい。
【直通観光タクシー】
□期間:平成22年12月30日~平成23年3月31日まで
チケット販売所:みなまた観光物産協会(新水俣駅構内隣接)
※ご来場の際は、窓口までお申し付け下さい。
□対象者:観光で湯の児・湯の鶴・福田農場に日帰り・宿泊でご利用の方
□料金:片道1人500円(往復ご利用の方は、窓口で2枚ご購入下さい)
《チケット販売は、みなまた観光物産協会のみでの販売となりますのでご了承下さい》
みなまた観光物産協会
http://www.eco-minamata.jp/九州新幹線準備室
http://kyushushinkansen.com/