ワインの産地カリフォルニアでの新たな取り組み
カリフォルニアの北西部に位置するワインの産地としてはまだあまり知られていないメンドシノでは、実は既に84ものワインの造り手がオーガニックワインを創り出しています。
多くのワイナリーが、環境に優しいワイン造りを目指したくともコストがかかったり、実際にどのように行ったら良いかわからずにいたのですが、ここではワイン造りで必須の多くの水をうまく再利用することで、コストをかけずにオーガニックなワインを造れるようになったそうです。
新たなオーガニックワイン
ワイナリーでは、ぶどうや樽を洗うだけでも莫大な量の水を使っています。この水の中に自然に流れ出るぶどうからの糖分は水の中の酸素を減らす効果があり、これを上手く利用してお金をかけずに洗浄水の再利用が可能になったと、このシステム作りを行ったティム・ソーンヒル 氏 (Tim Thornhill) は語っています。
メンドシノの土地はとても乾燥しており、水はとても大切で重要な問題だそうです。それ故、ワイン作りもまだまだその年の雨量や天候に左右される苦労の多い仕事のようですが、ジンファンデルとネロダボーラ種のぶどうが栽培され、それらのぶどうをもとに沢山のオーガニックワインが造られ始めています。
正式な認定までにはまだまだ書類上の手続きが複雑で時間がもう少しかかりそうですが、地球に優しいメンドシノでのオーガニックなワイン作りの今後には、多くの期待が寄せられています。

Mother Nature Network(英語)
http://www.mnn.com/food/wine-spirits/stories/green-is-the-new-organic-in-wines