「補助金に頼らない地域おこし」で全国から注目を集めた
鹿児島県にある300人程の小さな集落「やねだん」
(柳谷(やなぎたに)の鹿児島言葉)
そんなやねだんの地域おこしをその身で体感する
「故郷創世塾」が5月21日より3泊4日のスケジュールで実施される。
住民にボーナスが出る集落
やねだんは、子ども~お年寄りまで住民総出で
農業・地域おこしに取り組み、本格芋焼酎「やねだん」
を代表とする商品の製造・販売で利益を上げ、
その利益で地域おこしに取り組んでいる集落。
環境保全型の農業、元教師だった住民が先生を務める
「寺子屋」の設置、高齢者への緊急警報装置の設置、
人が住まなくなった空き家に芸術家を誘致して
住んでもらうなどなど、その取り組みは様々。
得た利益をボーナスとして住民に還元したこともある。
また「補助金に頼らない」というポリシーも強靭で
最初に実施した住民の集う場(わくわく運動遊園)づくりでは、
主な材料は住民が持ち寄り、大工経験者がそれを組み立てるなどし
たった8万円で完成させた実績をもつ。
感動が人を動かす
もちろん、最初からすべてがうまくいった訳ではなく、
リーダーシップを発揮した豊重哲郎氏の熱意や努力、
当初は反対しながらもそれに応えた住民の姿が
そこにあったからこその成果と言える。
こうした背景を知れば知るほど、
今回開催される「故郷創生塾」は
ただ地域おこしのノウハウを学ぶ、というものでなく
地域おこしに必要な“魂”のようなものを受け取る場
という表現が近いような気がしてくる。
今回で7回目。
過去の創生塾では大きな感動が生まれている。
【第7回故郷創世塾-概要-】
と き 平成22年5月21日(金)~平成22年5月24日(月)
会場 鹿屋市串良町 柳谷公民館 ほか
参加費 40,000円 (※資料代ほか)交通費は各自負担ください
対象者 地域振興に携わる熱血感に溢れる者
カリキュラム
・リーダーとして術である「文章力」「創造力」「取材力」
「プレゼン力」を養うことを目的とします。
・奉仕の精神から生まれる本物の感動とは何かも学びます。
・地域づくりにおける地域住民と行政との役割分担に
ついても学びます。
指導助言者
・椎川 忍 氏 (総務省地域力創造審議官)
・水野 哲昭 氏 (九州財務局長)
・ 森 吉弘 氏 (大阪産業大学経済学部客員教授)
・土居 龍一 氏 (元(社)日本アグリビジネスセンター
ゼネラルマネージャー(兼)事業推進グループリーダー)
・豊重 哲郎 氏 (柳谷町内会長)
※ 上記、5名のほか地域住民も助言指導します。
お申し込み・お問合せ
TEL:0994-63-1731
FAX:0994-63-1732
やねだんWEBサイト
http://www.yanedan.com/