豊田市、トヨタ自動車株式会社、株式会社ドリームインキュベータの3主体が、中部電力株式会社をはじめ民間企業13社と共同で企画した「愛知県豊田市における『家庭・コミュニティ型』低炭素都市構築実証プロジェクト」をスタートさせました。
本プロジェクトは、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定されたことを受け、低炭素社会の新システムを構築するために実施されるものです。
再生可能エネルギー(太陽光発電や風力発電など)が大量導入されるという想定のもと、「CO2排出の削減効果が大きい」「整備にかかる社会コストを最小限に抑える」という2点を重要視しつつ、計画に取り組むということです。
世界の課題は社会変革の大チャンス
具体的には、家庭への省エネ・畜エネ機器などの大量導入によるCO2削減、コミュニティー単位・地域単位でのエネルギー使用の最適化・有効活用策の検証、電気自動車・充電設備の導入促進等による低炭素交通システムの構築、ライフスタイルを変革させるための環境教育やインセンティブとなる地域通貨の発行など、様々なシステム構築が掲げられており、社会システムを変える重要性、取り組みに対する真剣さが伝わってくる内容となっています。。
「地球温暖化」と言われれば、便利な生活をやめなければならないといったイメージを受けますが、そうした課題をチャンスと捉えて新しいまちづくりを試みる姿は本当に頼もしい限りです。
もちろん「見ていないのにテレビがついている」といった何気ない暮らしのムダ・怠け心は、改めていく必要があります。
そうした私たち自身の意識改革と、新しい社会システムが結び付けば世界に誇れるまちになることは疑う余地がありません。
本プロジェクトが成功し、その社会システムが世界中に広まっていく日を待ちわびながら、私たちもできることからコツコツ協力していきましょう。
豊田市WEBサイト
http://www.city.toyota.aichi.jp/