株式会社カヤックは、鹿児島県日置市との間で、人口減少による担い手不足の解消に向けた取り組みとして、関係人口創出事業「ひおきとプロジェクト」に関する連携協定を、9月24日(火)に締結した。
「まちのコイン」で、日置市と主体的に関わる人々を増やす
鹿児島県日置市は、薩摩半島のほぼ中央に位置し、戦国時代の名将・島津義弘ゆかりの地として広く知られている。毎年10月には、伝統行事「妙円寺詣り」が執り行われる。
また「流鏑馬(やぶさめ)」や、文禄4年から伝わるお田植え祭り「せっぺとべ」など、長い歴史を誇る行事が守り継がれている。
今回の協定に基づき、カヤックが企画・開発したデジタル地域通貨「まちのコイン」を日置市で導入すると共に、メタバース(仮想空間)にある「ネオ日置」でも利用できるように、開発を進めていく。
メタバースの「ネオ日置」と現実世界の日置市を有機的に繋げ、市内外を問わず、日置市と主体的に関わる人々を増やす仕組みの構築を目指す。
「まちのコイン」は、これまで全国27地域で導入されてきたが(2024年9月現在。導入終了地域、実証実験地域を含む)メタバースとの連携は、今回が初めて。
日置市での「まちのコイン」導入は、10月26日(土)を予定している。メタバースと現実世界を繋ぐ先進的な取り組みを通じて、地域内外の関心を集めることで、関係人口の創出や移住促進に貢献していく方針だ。
(坂土直隆)