豊田工業高等専門学校(豊田高専)では、学生有志が主体となり教職員有志の支援や地域住民の協力も得て、中山間地域である豊田市笹戸町で、多世代参加型交流事業「豊田高専ドミタウン」を2015年から継続的に取り組んでいる。
今年5月22日(日)には、公募した小学生とともに、科学工作「オリジナルビー玉万華鏡作り」と、休耕地を活用した「田植え体験」を実施した。
学生、教職員、地域住民たちが休耕地を活用した稲作や畑作などに取り組むイベント
多世代参加型交流事業「豊田高専ドミタウン」は、学生と教職員の有志が豊田高専ドミタウン実行委員会を2015年に結成し、活動8年目に入った活動。
豊田高専ドミタウンでは、寮で決まった時間に実施されている「点呼」や、高学年が低学年をサポートする「指導寮生(ドミタウンでは、“チューター”と呼称)」などの仕組みを取り入れ、参加した小学生に豊田高専の学生寮の仕組みを体験してもらう。
これまで、豊田市笹戸町を活動拠点として、学生、教職員、地域住民、豊田市近隣に居住する小学生たちが一つになって、休耕地を活用した稲作や畑作、科学工作などに取り組んできた。
今回の豊田高専ドミタウンでは、学生15名、教職員4名、公募した小学生17名、地域住民など、総勢45名程度で活動を展開した。
午前には、科学工作として「オリジナルビー玉万華鏡作り」に取り組んだ。午後には、休耕地となっていた田を借り、地域住民の協力も得て、もち米の田植え体験に取り組んだ。
(坂土直隆)