丸紅株式会社と株式会社mobby rideは、電力サービス等と電動のマイクロモビリティを活用したサービスを掛け合わせ、先進的なまちづくりに関わるビジネスを共同で実現することを目的とし、事業可能性を検証するため、10月に基本合意書(MOU)を締結した。
再生可能エネルギーの活用による環境負荷低減を目指す
丸紅は、国内電力プロジェクト部において、主に国内電力事業に関わる新規事業創出手段の多様化、ノウハウ獲得・内製化、人財育成等のため、オープンイノベーションプログラム「Marubeni Accelerator 2018」を 2018年11月より実施している。
その中で、多数の応募の中から採択した1社である mobby rideと各地で共同の取り組みを進めてきた。
2019年8月には静岡県浜松市のはままつフラワーパークにおいて、国内で初めて、利用開始から終了までの無人オペレーションによる電動キックボードの実証を行った。
このような中、電動のマイクロモビリティを活用したサービスの普及のみならず、丸紅が進める電力小売事業、再生可能エネルギー発電事業、地域密着型ビジネス開発やmobby rideの推進する電動のマイクロモビリティを活用したサービスとの掛け合わせた今回のMOU締結にいたった。
今後、事業可能性の検証を経て、両社は、先進的なまちづくりの実現に向けて電動のマイクロモビリティを活用したサービスの普及とその主電源として再生可能エネルギーの活用による環境負荷低減を目指す。 (慶尾六郎)