株式会社タウンキッチン(小金井市)と、株式会社JR中央ラインモール(小金井市)および多摩信用金庫(立川市)は、2019年8月1日から最長3ヵ年に亘って、多摩地域を中心に、空き家・空き地を活かした郊外まちづくりに関する創業支援に取り組む。
地域の活性化に取り組む3社が連携体を組成
この取り組みは、東京都「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」の採択を受けて行う。
多摩地域において創業支援等を行う株式会社タウンキッチンが代表事業者を担い、JR中央線の沿線価値向上を目指す株式会社JR中央ラインモール、地域密着型の金融機関である多摩信用金庫が連携事業者を担う形で、地域の活性化に取り組む3社が連携体を組成する。
駅と商業施設を一体的に運営しまちのにぎわいをつくる企業、資金・不動産といったまちの資産を扱う金融機関と、創業支援に取り組む企業が地域における“ハブ”の役割を果たしながら、さらに3社それぞれから広がるネットワークをあわせた体制を築く。
これにより、単一企業では実現し得ない地域を包括した創業支援が可能になる。起業家が地域の資源と課題を共有しながら、創業によるまちづくりが持続されていく将来像を見据えて取り組む。
JR中央線東小金井駅の創業支援施設を拠点に取り組む
具体的な内容としては、JR中央線東小金井駅の高架下にある創業支援施設を拠点に、介護や教育といった地域の課題に特化したトークイベントやスクールを開催するなど、創業に無関心だった層の掘り起こしと育成を行う。
また、商品サービスの展示販売として空き家・空き地の試験的運用や、不動産オーナー向けの利活用相談窓口の設置などを行う。 (慶尾六郎)