各地で地方創生につながる事業を展開している、ネイティブ株式会社は、地域おこし協力隊制度を活用した地域のマーケティング戦略を企画し、その実行の中心メンバーとなる「地域マーケター」を育成する事業を、自治体や地域振興関連事業者に向けて実施する。
地域を大きく動かす原動力となる人材を増やしたい
同社は『地域を共に創る。』というミッションを掲げ、地域の魅力の発掘や発信を担う地域メディアの開発・運用や、地産品を使った商品企画など、地域のマーケティングに関わる事業を各地で行っている。
地域では、その魅力を発掘・発信し、顧客を開発して、継続的な収益を生み出すことが求められている。
そこで、これまでの同社の経験や、各地で活躍する専門家とのネットワークを活用し、地域マーケターを育成する事業「NATIV.Camp」を開始し、地域を大きく動かす原動力となる人材を増やし、その需要に応えていきたいとしている。
997の自治体に広がる「地域おこし協力隊」の制度活用が前提
「NATIV.Camp」は、主として全国997の自治体に広がる「地域おこし協力隊」の制度の活用を前提に考えている。
自治体がこれから新規採用する隊員、もしくは既に活動中の隊員に対して、ネイティブ株式会社が主催する6カ月間の集中カリキュラムを受講してもらい、その後も継続して専用のオンライン・サロン(コミュニティ)で情報共有を行うというスタイルで進める予定。
また、同事業は単なる座学にとどまらず、各種専門家とともに、実際に参加者が着任した地域のマーケティングプランをまとめることを目的にしたワークショップを行う。
事業開始は2019年4月下旬の予定。 (慶尾六郎)