静岡市と佐川急便株式会社は、地方創生の推進に向けた連携に関する協定を締結し、2017年12月26日、静岡市役所において締結式を行った。
独自の文化や産業を育む静岡市
静岡市は、東京・名古屋・大阪を繋ぐ結節点に位置し、温暖な気候に恵まれている。北は南アルプスから南は駿河湾に至るまで、豊かな自然環境を有しながら、古くから今川氏や大御所時代の徳川家康公の城下町として、独自の文化や産業を育み、日本の中枢都市として発展を続けてきた。
特に「お茶」や「桜えび」、「プラスチックモデル」などの多様な産業や国際貿易拠点である清水港での交易は、静岡市の経済において重要な役割を担っている。
また、世界文化遺産・富士山の構成資産である三保松原、登呂遺跡、久能山東照宮などの名勝・歴史的遺跡・建造物は日本の大切な財産となっている
多様なサービスの創出や地域の活性化に取り組む
協定の締結を契機に、静岡市と佐川急便は、相互に連携・協力を進め、市民への多様なサービスの創出や地域の活性化、社会的課題の解決・改善などに取り組んで行く方針だ。
具体的な取り組みは
1.観光振興および市政情報の発信に関すること
・配送用オリジナル段ボールによるシティプロモーション
・集配車両マグネットシートによる市政情報発信
・サービス・センターにおける観光パンフレット
配架・観光案内 等
2.高齢者・障がい者支援に関すること
・高齢者見守りネットワーク推進事業への参画
・障がい者理解促進に向けた取組の検討 等
3.ダイバーシティの推進と働き方改革に関すること
・女子きらっ☆プロジェクトへの参画
・女性社員の異業種交流会への参画検討
・社内のネットワークを活用した情報発信 等
(慶尾六郎)