テレワークセンターによる社会実験の開始
10月13日、国土交通相が「テレワークセンター社会実験」を10月25日より開始することを発表した。3月11日に発生した東日本大震災によって企業活動に支障がでたことなどをうけ、テレワーク(ICTを活用した場所や時間にとらわれない働き方)による働き方の見直しが広がっていることから実施されるものです。
場所の設置に課題あり?
今回の社会実験では、東京都市部とその近郊5箇所に設置されたテレワークセンター(共同利用型オフィス)を活用し、多様な働き方による生産性の向上や、事業継続性の確立等を把握し、今後のテレワークセンター普及促進につなげていくことが目的とされています。
ただ、時間と場所にとらわれないという点からみると、センター設置という場所の整備では可能性を狭めてしまうのではという印象も受けます。より広い視点で捉えると、既存の公共空間やカフェ等にICT環境を整えていくなども検討する価値があると考えられます。
この社会実験によってセンター設置のメリット・デメリットを把握し、テレワークの可能性がより広まっていくこと、また、都市部だけでなく地方にも同様の広がりがでてくることが期待されます。
テレワークセンター社会実験
http://www.t-work.jp/国土交通相 報道発表
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi02_hh_000017.html