南三陸町、庄内町の酒米使用
地震による津波の影響を受け、壊滅的な被害を受けた宮城県は南三陸町と山形県庄内町で穫れた酒米で、復興を願う酒「南三陸庄内の風」が完成したと読売新聞は報じている。
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Lip Kee南三陸町「亀の尾」90%、庄内町「亀の尾」10%
宮城県南三陸町と山形県庄内町は、2006年に友好協定を結んで今年で5年。それを記念して漫画「夏子の酒」などのモデルにもなったといわれる伝説の酒米「亀の尾」を両町で栽培、日本酒を作る企画が進められていた。「亀の尾」は、庄内町が発祥地である日本のイネ品種だ。
友好調印5周年記念から復興への希望の酒として、15日から庄内町内の酒販店などで販売されるという。また、売上げ1本当たり200円が南三陸町への義援金となる。1本720ミリ・リットルで1260円(税込み)。
ラベルには南三陸町の鳥、イヌワシの翼と庄内町を象徴する稲穂がデザインされた。
読売新聞の取材に対し、庄内町の奥山賢一副町長は、
「この日本酒が、南三陸町の復興を後押しする大きな風になってくれれば」
と話している。
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/business/20110415-OYT8T00406.htm?from=yolsp