九州新幹線まもなく開通！情報発信(WEB)に最も力を入れているのは何県？まちづくりニュース

九州新幹線まもなく開通！情報発信(WEB)に最も力を入れているのは何県？

　2011年3月5日 14:00　

盛り上がるカウントダウン

3月12日の九州新幹線開通まで約１週間となり、ＪＲ西日本グループが4日、女性車内販売員「さくらクルー」のお披露目を行うなど、盛り上げのラストスパートに入っている。

それに合わせて九州の各地自体も、このチャンスを活かすべく特設WEBサイトを立ち上げ、イベント紹介やカウントダウンを行うなど、情報発信に力を入れている。そこで、九州各県のWEBによる情報発信の状況を確認しながら、最新情報をお知らせしていく。

福岡県

福岡県は「九州新幹線全線開通記念ポータルサイト」を立ち上げ、藤井フミヤさんや広瀬香美さんなどのゲストを招いて開催する記念イベントのPRを中心に、Youtubeによるニュース動画配信や、県内各地で開催される最新イベント情報などを合わせて、適宜公開している。

■九州新幹線全線開通記念ポータルサイト
http://www.kyushu-shinkansen.jp/

佐賀県

佐賀県は「新鳥栖駅」を中心としたPRを実施中で、関西と佐賀県の交流を図るため、佐賀県出身の宝塚歌劇団員、夢乃聖夏（ゆめのせいか）さんと、朝夏まなと（あさかまなと）さんに委託した「さがさくらジェンヌ」からのメッセージなどが掲載されている。また、PRキャラクター「トッスィ」を活用し、3/3には地元名産品等とコラボレーションした新商品を発表するなど随時情報発信を行っている。

■佐賀県九州新幹線ホームページ
http://www.pref.saga.lg.jp/web/at-contents/kenseijoho/shinkansen.html

長崎県

長崎県は、西九州ルートの開通に向けて、制作物の発表や工事の入札といった実務的な内容のニュースを中心に、長崎市・諫早市・大村市が計画している新幹線を活かしたまちづくりの紹介などが行われている。

■長崎県九州新幹線西九州ルート
http://www.pref.nagasaki.jp/shinkansen/index.html

熊本県

熊本県は、策定した「新幹線元年戦略」に基づき、3月12日のオープニングイベントの紹介や、県内各地の魅力を知ってもらう体験やイベント紹介を充実させている。また、ゆるキャラとして人気を集める「くまもん」とも連携し、PRを促進中。

■新幹線くまもと創り
http://cyber.pref.kumamoto.jp/shinkansen_kumamoto/

鹿児島県

新幹線の終着点である鹿児島県は、3月12日のオープニングイベントを中心とした最新情報の紹介はもちろんのこと、それ以外にも、新幹線車両の紹介、九州新幹線の概要、新幹線の活用プランなど、より具体的な情報を提示している。

■かごしま一直線：2011年春九州新幹線全線開業
http://www3.pref.kagoshima.jp/kankou/shinkansen/index.html

大分県・宮崎県

九州新幹線のルートから外れた大分県と宮崎県は、新幹線を中心としたサイトは開設されていない。ネット掲示板2chでは『【九州新幹線】大分・宮崎完全死亡まであと10日』といったスレッドが立てられるなど、危機感が煽られている。

ただ、県のWEBサイトなどを確認すると、その危機感を踏まえた新しい観光施策を打ち出そうと力を込めている様子がうかがえる。

■大分県WEBサイト
http://www.pref.oita.jp/
■宮崎県WEBサイト
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/

新幹線をきっかけとしたまちづくりと情報発信

気になることがあればまずWEBで検索するという人が多くなってきた昨今。信頼感の高い自治体の情報発信と話題のキーワードがマッチすれば、観光誘致の効果も上がってくると感じられる。

九州新幹線の開通をきっかけに、それを基盤としたまちづくり、逆転の発想を打ち出したまちづくりなど、各自治体から様々な施策が打ち出され、WEBを含めた活発な情報発信が行われることに期待したい。