31体の「ゆるキャラ」天国
大阪府の高槻市が各課で作った「ゆるキャラ」の数を調べたところ、全部で31体にも上ることがわかったと産経新聞が報じている。
見つかった31体は、近年のゆるキャラブームに乗って、平成18年以降に作成されたものが多く、そのほとんどは職員がデザインしたとのこと。
天国から地獄へ。使い捨てられるゆるキャラ達
彦根市の「ひこにゃん」のように、人気を集めるゆるキャラに成長できればその身は安泰。だが、ここで誕生したゆるキャラの多くは、新しく作られるパンフレットなどで華々しく登場するも、その後は楽屋裏(?)で待機する日々を送っているという。
そんな高槻市のゆるキャラの中で存在感を示しているのが、消防本部の埴輪をモチーフにしたキャラ「はにたん」。他課からもデザインがかわいいなどの理由から、使用したいとの声が上がっているようだ。
ただ、人気があるからと言って「はにたん」を市の統一キャラにするといった素早い対応はできないとのこと。
ゆるキャラの必要性を感じていた審議会
平成22年4月に開催された、高槻市総合計画審議会第2回総会の会議録を見ると
ゆるキャラを作れとは言いませんが、今後は必要になってくるのではないでしょうか。
と、アピールの仕方の重要性を説く1つの手段として、ゆるキャラの必要性にも触れられていた。だがこの審議会も、まさかこれほどのゆるキャラが登場するとは思っていなかっただろう。
しかし、そのほとんどを職員がデザインしたというように、この31体のゆるキャラ達は、各課の努力の賜であることは間違いない。
ひとまず高槻市のゆるキャラを集め「高槻ゆるキャラ会議」を開催し、各キャラクターの声を反映した上での新しいPR戦略を考えてみてはどうだろうか。
高槻市
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/index.html「はにたん」プロフィール
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/119/takatsuki/kidspage/hanitan_info.html産経新聞(Yahooニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110120-00000148-san-soci