住民グループの取り組み
佐賀競馬場の厩舎からでる馬ふんを再利用して肥料にするという取り組みを佐賀県鳥栖市の住民グループ「ベネッセの会」が行い、好評を得ていると西日本新聞が報じている。
つくった肥料は無料配布
この取り組みは、競馬場厩舎が同会に無料でふんを提供し、厩舎の一角を使い2年前から実施しているもの。
これまでに年間約6トンの肥料を製造し、競馬場周辺の個人や団体に無料配布しているとのこと。
実際に肥料を使った人たちは、
「馬ふんに含まれたわらで土がふっくらになった」
「雑草が生えにくく、ミミズがよく繁殖して作物の育ちがいい」
と、高評価しているようだ。
こうした評判から、今年はさらに多くの配布依頼があり、製造量を約10トンに増やし、土壌の改善、環境の改善に努めていくという。
馬のふんというマイナス要素として捉えられていたものを、プラスに変換して地域で活用する。まちづくりにはこうしたマイナスからプラスへの視点が大切になる。
さがけいば
http://www.sagakeiba.net/