
客家(ハッカ)の文化を守ろうと広東省の梅州市に「国家級客家文化生態保護実験区」の設置が近々批准される見込みだ。広東では初めて、中国全土では5つめの国家級文化保護実験区となる。
「国家級客家文化生態保護実験区」の保護範囲には梅州市内全ての地区が含まれ、国、省、市、県の4つのレベルで文化遺産に関する名簿や遺跡、自然などを保護していくという。
独自の文化を持つ伝統的な漢民族の客家
客家は、漢民族の中でも中原(ちゅうげん:黄河流域)発祥の文化を守ってきた正統な漢民族である。戦乱から逃れるために移住を繰り返してきたのだが、その移住先では原住民にとって「よそもの」であることから「客家」と呼ばれた。
客家の人々は山間部に居住することが多く、独自の言語や文化を持っているといわれる。在外華僑や華人として東南アジア諸国に暮らす人も多い。

「梅州设“客家文化生态保护实验区”」
人民网(中国語/ニュースサイト)
http://gd.people.com.cn/GB/123942/123989/11710994.html