
GWの5月2日~4日、今年で3回目となるアニメイベント
「マチ★アソビ vol.3」が徳島市で開催された。
アニメイベントといえば、いわゆる“オタク”達が集まり
局所的に盛り上がるものだと思われがちだが
この「マチ★アソビ」は少し違っている。
映画にもなった徳島の観光名所「眉山」の
ロープウェイアナウンスが、期間中 人気声優
水樹奈々さんのアナウンスに変わっていたり、
徳島駅では「空の境界」など、
人気アニメの記念入場券が販売されたり、
また、地域の商店街や公園でも、
声優によるトークショーや展示会が行われるなど
まさに“まちぐるみ”の大規模なイベントとして
実施されているのだ。
中には、市内を流れる川にかかった橋の下に
アニメイラストを設置して、それを船で見て回る
「橋の下美術館」といった、面白い企画も用意されていた。
もちろん“コスプレ”や“痛車”が登場したことは言うまでも無い。
世界に誇る日本文化が地域に光を当てる?
今年の来場者数はまだ発表されていないようだが、
過去2回はいずれも1万人以上を動員する成功を収めたという。
アニメといえば、どうにもオタクというイメージがつきまとうが、
よくよく考えてみれば、今の多くの大人達も
子どもの頃はアニメや漫画に熱中していたことだろう。
また、日本のアニメは、芸術性の高い細やかな表現や、
哲学的なストーリーなど、大人でも満足できる作品が
数多く存在しており、そうした点が世界中から
支持を集める結果にもなっている。
そんな誇れる日本文化を地域活性化に取り入れることは、
日本だけでなく世界からも注目を集める
きっかけとなるのかもしれない。
そう考えると、映画のロケ地を誘致するように
人気作家にアニメの舞台を誘致することなども
地域活性化の戦略となりそうだ。

マチ★アソビ
http://www.machiasobi.com/