4月1日からの人事異動発表で、広島県廿日市市が
自治振興部内に「まちづくり推進担当」を設置した。
これは、市民のとの協働で制定を目指す
「まちづくり基本条例」を見据えての設置で、
条例制定に向けた新担当者の手腕に期待が寄せられる。
条例づくりはひとつの手段
ただし、注意しなければならない点が一つある。
「まちづくり」という目的が「条例づくり」という
別の目的にすりかわってしまう点である。
まちづくり条例は他の市町村でも作成されている為、
参考にできる“教科書”がたくさんある。
つまり“条例をつくるだけ”なら簡単にできてしまう。
協働したくなるまちづくり条例へ
廿日市市のホームページを拝見すると
平成11年から、各地の計画づくりやワークショップ開催など、
数々の実績を積み重ねていることが確認でき、
市民との協働体制は十分に整っていると推察できる。
市民の想い描く“理想のまち”と
市の考える“必要なまち”をうまく織り交ぜ
廿日市市の目指す“まちづくり”を
ぜひ条例に描ききっていただきたい。
そして条例が制定された暁には、
夢のまち実現に向けて邁進する市と市民の姿を
本紙で取材させていただければ幸いである。
廿日市市ホームページ
http://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/