地域づくり団体・維和島振興協議会(いわらぼ)は、熊本県天草諸島の北部に位置する維和島の魅力を掘り起こし観光を促進する取り組みの一つとして、熊本県立大学の学生と共同で島暮らし体験プログラムの開発ワークショップを8月19日(水)に行った。
そして、ワークショップで提案されたプログラムの実証実験を学生と共に、11月7日(土)、8日(日)に開催する。
農業も漁業も盛んな自然の恵み溢れる島を活性化
維和島は、天草四郎誕生の地や車海老の養殖発祥の地として知られるだけでなく、農業も漁業も盛んな自然の恵み溢れる島である。
しかしながら、島民の数や島外から訪れる人の数が年々減少し、空き家問題や地元産業の弱体化などの課題を抱えている。
それらの課題解決を目指し、「海のみえる しまぐらし」をテーマに、2019年5月に代表 星野を中心とした地域づくり団体「いわらぼ」が誕生した。
2019年12月に上天草市と熊本県立大学が地域資産の活用や人材育成を目的に締結した包括協定の一環となる取り組みで、ワークショップには学生15名(2つのゼミ)が参加した。
漁船上での海釣りやみかん収穫体験など
島暮らし体験をテーマに、漁船上での海釣りやみかん収穫体験など複数のアイデアが開発され、それらが実際に体験プログラムとして機能するかを今回の実証実験で検証していく。
“1泊二日の維和島観光”として設定し、学生といわらぼスタッフが「サービス提供者」と「観光者」となりフィードバックを出し合い、最終的にプログラムとして完成させる。
それらは今後、いわらぼの観光プログラムの中に組み込んでいくことで島に訪れた人々に提供していく予定。また、将来的には学生が島の観光促進に関わることができる体制づくりなども視野に入れている。
維和島振興協議会(通称「いわらぼ」)HP:
https://iwalab.info/(慶尾六郎)