千葉大学と千葉県長柄町(ながらまち)は、特産飲料水「ながらとガラナ いろはにほへと」を町内3事業者と共同開発し、2月1日から町のPRを目的として配布を開始した。
長柄町の史跡長柄横穴群発見の壁画から着想を得たデザイン
千葉大学と長柄町は、2015年度から文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」による連携協定を結び、共同でまちづくりを展開している。
この事業は2019年1月から千葉大学と長柄町が中心となり、町内に本社・事業所のあるジャパンフーズ、ナリヅカコーポレーション、リソル生命の森と、長柄町で活動する千葉大学生らを含めたワーキングチームをつくり、企画・検討をおこなってきた。
千葉県の中房総に位置する千葉県長柄町(人口6,880人)は長期的な人口減少と、昨年の台風15号の停電および台風21号に関連する大雨災害によって甚大な被害を受けており、本事業をきっかけに町の知名度アップにつなげ、町の振興・復興につなげたいと考えているという。
今回、千葉大学と長柄町は、町内に本社・事業所を置くジャパンフーズ株式会社、株式会社ナリヅカコーポレーション、リソル生命の森株式会社と共同で、長柄町の新しい特産飲料「ながらとガラナ いろはにほへと」を開発・製造した。
パッケージは千葉大学の学生がデザイン。長柄町の史跡である長柄横穴群で発見された壁画から着想を得た。
今回生産した6万本は、2020年2月から長柄町のPRを目的として、町や大学が主催するイベント等で無償配布する。販路の検討をおこない、2021年4月以降に商品として販売を予定している。
「ながらとガラナ いろはにほへと」は、「スッキリとした喉ごし」と「ガラナ特有の風味」を特徴とした炭酸飲料で、町や大学が主催するイベント、都内での移住フェアなどで配布される。 (慶尾六郎)