加古川市、BANーBANネットワークス株式会社および阪神ケーブルエンジニアリング株式会社は、地域BWAを活用したまちづくりに関する協定を締結した。
加古川市計画の地域BWAを活用した事業展開を
BANーBANネットワークスは、2017年3月に地域BWAの無線局免許を近畿総合通信局から交付を受け、加古川市の河川監視カメラ映像提供のバックアップ回線、河川情報システムのデータ通信回線など、地域BWAを活用した通信サービスを提供している。
阪神ケーブルエンジニアリングは、2015年に地域BWAセンターを開設し、BANーBANネットワークスをはじめ国内55社が同センターを利用して、地域BWAサービスを提供している。
今後、加古川市が計画している地域BWAを活用した次の事業の実施に向けて、協働で取り組んでいく。
地域BWA(Broadband Wireless Access:広帯域移動無線アクセス)は、携帯電話(LTE)と同等の通信速度を有する高速無線通信の一種であり、通信事業者が、市町村の区域ごとに総務省から免許を得たうえで基地局を整備し、通信サービスの提供に利用することができるもの。
携帯電話と同等の通信品質に加え、地域ごとのニーズに対応できるネットワーク設計の自由度の高さと、柔軟な通信サービスを提供できることを強みとしている。 (慶尾六郎)