株式会社デンソーは、刈谷市と「まちづくりに関する包括連携協定」を締結した。
今回の協定は、デンソーの持つICT技術を利活用し、地域社会における様々な課題解決を目指して、両者で協力していくことを合意したもの。
両者は昨年度から、市の魅力発信、市民に向けた効率的な情報配信の方法などを検討してきた。今後この協定に基づき、相互連携をさらに強化しこれらの活動を推進していくという。
VRで刈谷市の魅力を発信
刈谷市の魅力発信においては、VR(バーチャルリアリティ)の映像とモビリティの動きを協調制御する「VR-CAR」を刈谷市の観光イベントなどに活用。
今回新たに、刈谷市の観光資源を紹介するVRコンテンツを製作し、映像と動きによるリアリティある体験を来場者に提供して、刈谷市の魅力を発信する。
スマホを活用した市公式のポータルアプリも開発
また、市民向けの新たな情報配信手段として、スマートフォンを活用した市公式のポータルアプリを検討・開発。刈谷市在住の市民に加え、市内への通勤・通学者にも、市政情報や防災情報などをより効果的に伝達できるサービスを目指す。
従来のホームページやメールマガジン等による情報配信の伝達状況をふまえ、ポータルアプリの開発を進める。
また刈谷市と協力し、利用者の属性やニーズに合わせた情報のプッシュ通知や、将来的には行政サービスとの連携など、より利便性の高い機能の実現を目指す。