「街コン」とは何だろうか。地域活性化と人との出会いを合わせた「街(MACHI)」と「コン(合コンのCON)」のことである。今、ヤングアダルトに非常な人気を博しているという。その実態はどういうものなのだろう。
「街コン」
「街コン」は、現代の日本が抱える『消費の低迷』『飲食店の衰退』『未婚率の増加』といった問題を解決するために考えられた。また、「街コン」を集客の少ない土・日の午後に設定する事によって、飲食店にとってもその時間の売り上げを確保し、新規顧客を獲得できるというメリットが生まれた。さらに、数百人~数千人も集まる大規模「街コン」は、その地域の活性化にダイレクトにつながる。しかも、地域密着型の出会いも大いに望めるのである。
と、いい事ずくめの「街コン」だが、どうやって参加するのだろうか。参加者は1人何千円かを事前に事務局に支払う。いくつかの居酒屋、バー、カフェなどが貸切りになっており、飲み放題で自由に行き来できる。参加証代わりの腕輪を見て、お互いに声を掛け合うという仕組みだ。
3月には、東京の二子玉川、池袋、六本木、埼玉県の川口、志木、神奈川県の小田原など、各地で数々の「街コン」が開催予定。全国の街コン情報を集めたポータルサイト「街コン ジャパン公式サイト」の吉弘代表によれば、参加者は20代半ば~30代半ばが多いそう。また、申込者が多く、キャンセル待ちになっているイベントもあるそうだ。
地元でおいしいものを食べたり飲んだりしながら、素敵な彼女・彼が見つかれば、こんなに楽しいことはない。未体験の方には、情報を良く確かめて、ぜひ「街コン」に出かけてほしいものである。
街コン ジャパン公式サイト